地方自治体の病院を選んだ理由を教えてください?
なんとなく公的機関の病院がいいなと思っていました。千葉県の県立病院は地方自治体による医療機関ですが、地方自治体にしかできない医療があるんじゃないかと就職活動をしているときに、漠然と思っていたのが理由ですね。
今だからこそ言えるのは、病院だってビジネスだから、医療過疎地の地域医療では経営が成り立ちにくいけれど、医療機関がなくなってしまったらその地域で生活している人は困ってしまいます。
多少経営が赤字だとしても、補助金(税金)などを支えに医療を提供していく、こども病院も利益にはなりにくいけれど、その一握りの患者さんたちを地方自治体にしかできない医療で支えたいと思いました。医療がビジネスということが嫌で、地方自治体にしかできない医療がきっとあるんじゃないかと思っていて、県立病院を選んだことも良かったと思っています。
新卒で地方自治体の病院を選ぶことへの不安はありましたか?
就職が決まらないことの方が不安でした(笑)
いつ頃から県の職員で働きたいと思っていましたか?
県の職員や、日赤病院等のある程度公的な病院がいいなと思ったのは、実習が終わって働くんだなという意識が少しずつ目芽生えたころです。就職活動を始める時期になり、公的機関の病院がいいなと思っていました。
病院実習の時も地方自治体の病院でしたか?
実習は順天堂大学附属順天堂医院(お茶の水)と日赤医療センター(渋谷)の二つです。
病院実習のときの雰囲気を教えてください。
大学病院と公的な病院では雰囲気が全く違うと感じましたね。僕自身は、学生時代あまり勉強していなかったので、何も知らない自分に日々おびえていました(笑)。 実習に行っていろんなことを知りましたね。
病院実習先の先生は優しいですか?
そうですね、優しいと思います。やっぱり、いろんな病院に駒澤大学の卒業生はいると思うので、母校の学生は気にかけてくれると思います。僕なんかもそうですね、あの先生いる?とか研究室の話とか。共通の話題があるので。優しい先輩方はたくさんいると思いますよ。
病院実習と実際に働くことの違いを教えてください。
仕事になると責任が生まれます。皆さんが卒業し就職したら、就職1年生でも、お金をもらっているという責任もあるし、実際に患者さんに対応するという責任もあるので、責任を感じないといけないと思いますね。
診療放射線技師になろうと思った理由は何ですか?
駒澤大学しか合格しなかったからというのが一番決定的な理由です。ただ、放射線技師の職業を知ったきっかけは、姉が放射線技師をやっていて、駒澤大学の出身だったからです。
他では生物化学や農学部などの生物や化学の研究ができる大学を受験していました。でも大学受験の本当のモチベーションは,「都心のそれこそ渋谷や新宿に近い大学に通いたい」という思いだけでしたね。